
《Cross-section》
- 制作年
- 2026
- 素材
- アルミニウム、ステンレスボルト
- サイズ
- H33 × W33 × D3 cm
一見すると装飾的な額縁のように見える本作は、アルミニウムの押出材を薄く切断し、その断面を組み合わせて構成したものである。押出材は、金型を通して同一の形状を反復する工業部材である。その断面を並べると、組子や格子を思わせる紋様が現れる。伝統紋様もまた、型紙や職人の手による反復から成立してきた。工業規格と紋様は、型による反復という同じ根を持っている。断面の持つ空洞は、作品の内側と外側をつなぎ、背後の壁面や空間を作品の一部として取り込むことで、生活の場で日々の時間とともに見られる作品となることを試みる。また切断や溶接の痕跡を残すことで、手によって作られた物としての実体を示している。